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江夏 慎夜
01
scene
<帰り道>
<慎夜くん>
「先輩俺と付き合いませんか。絶対いい彼氏になりますよ」
<主人公>
「ど、どういうこと……?」
<慎夜くん>
「どうもなにも……。自分で言うのもなんですが、俺、顔もまあそれなりに良いし、勉強もできます。スポーツも得意です。料理もできます。先輩にとって結構お得な彼氏だと思いますよ!」
<主人公>
「(本当に自分で言うことじゃないな……。今まで数回しか会ったこと無いし、そのときもすごくそっけなかったのに急にどうしてだろう?)
そんないきなり言われても。ちょっと考えられないな」
<慎夜くん>
「わかりました。じゃあ友達からならいいですか?」
<主人公>
「うん。友達なら……」
<慎夜くん>
「よし決まりですね!レイン交換しましょう。友達ですもんね。ほら、携帯出してください」
<主人公>
「う、うん!?」
<慎夜くん>
「これが俺のIDです。……友達からも良いですね。でもすぐ先輩俺のこと好きになると思いますけど」
<主人公>
「(なんだこの人!?)」
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